技術講習会

2011年度 技術講習会のご案内
                          公益社団法人 日本渠推進技術協会
                          会 長  中 野 正 明

 推進工法が我が国に初めて導入されたのは昭和23年であり、わずか60年足らずの期間で我が国の推進技術は目覚ましい進展を遂げ、今や、世界が注目する高い水準にまで達しています。対象土質は軟弱地盤から玉石、岩盤地質まで、推進距離は1スパン優に1kmを超えるまでになりました。曲線施工ではS字曲線、多曲線、急曲線を可能にし、さらには、推進工法の限界とされた呼び径3000を超える超大口径管推進工法の開発までに至っています。また、坑内の人的作業が一切禁止された呼び径700以下の小口径管推進技術の進展は著しく、施工上の制約を感じさせないほどになっています。

 全国の下水道整備において、近年、推進工事の施工実績は年間600〜700kmで推移し、幹線管渠整備を中心に主要、かつ、汎用工法として広く活用されています。
 今後、推進工法は新規整備地域での効率的な管渠整備に貢献することはもとより、既整備地域内においても、非開削手法の利点と優れた施工性から、合流式下水道改善事業、雨水浸水対策強化事業、さらには、老朽管改築敷設替事業などへの需要が見込まれています。

 このように高度に進展した推進技術を社会で適正、的確に活用いただくには、推進工法に関連する皆様に、時宜を得た正しい技術情報をご理解いただくことが重要となります。 この趣旨から、本年度の「技術講習会」では、推進工事の発注担当者、設計担当者、施工担当者の方々を対象に、以下の3テーマを選定し解説することにいたしました。
 今後の推進技術の適正な活用を目指し、関係各位の積極的な参加を頂きたくご案内申し上げます。

 本講習会は、全国土木施工管理技士会連合会および土木学会の継続学習制度(CPDS)のプログラムとして認定されています。

テーマ
推進工法の今日的技術課題への適正な対応のために
  1 鋼製さや管・取付管推進工法の設計・施工 不具合・事故を避けるための手法とは
  2 進化する推進工法 都市の地下構造再構築分野での活躍期待が増大
  3 現行の設計条件を超え、低耐荷力方式技術は適用領域拡大し新たな活動市場を築く
講習テーマ1 鋼製さや管・取付管推進工法の設計・施工
      不具合・事故を避けるための手法とは
 鋼製さや管推進工法と取付管推進工法は、工法原理・手法の特徴が他の推進工法と大きく異なり、特殊な施工条件下で採用されています。例えば、推進距離は極端に短い、推進は1スパンのみ、推進方向は垂直、斜め方向、既設の下水道本管に直接接続、地中の障害物除去、玉石層、硬質地盤、岩盤など超困難地盤での掘進、…など、通常の推進工法では対応できない場です。この厳しい施工条件下に適用できる推進工法を選定するためには、各工法の特徴を十分理解し、目的構造物の本来の機能、品質を確保するためには、工法選定、計画設計、施工計画において、いくつか重要な技術的留意事項があります。本講習では、これらについて詳細かつ簡明に解説します。
      ○ 実際の施工事例を検証し、施工の良否を左右する要因や工法選定のポイントを
   解説します。
     ○ 鋼製さや管による本管との接続事例から、設計・施工上のポイントを解説します。
      ○ 取付管推進工法で下水道本来機能を左右する特殊支管の重要性について解説
   します。
講習テーマ2 進化する推進工法
      都市の地下構造再構築分野での活躍期待が増大
   下水道整備の進展に貢献するとともに、その技術向上を達成した推進工法、下水道事業分野のほかにもその特徴と技術信頼度を活かした施工事例が数多くあります。一本の下水道管路を地中に構築するだけでなく、そこには意外で多様な推進技術の活用実態が見られます。道路・鉄道のアンダー横断では、推進工法によるパイプルーフで上部構造を支えます。海水取水管の設置では、掘進機の回収方法や塩水対策に特別な工夫が必要です。既設構造物への直接接合では、接合部や周辺地盤の安定化手法が重点です。農業用排水路のダクタイル鋳鉄管敷設には、掘進機と鋳鉄管の取り合い、曲線、急勾配推進技術がポイントとなります。下水道事業で適用された推進技術をベースに、それを進展、適用拡大させた施工事例を通じ、その将来展望像を紹介します。
      ○ ガス導管の河川横断長距離推進を支えた推進抵抗力低減方策を解説します。
      ○ 海底推進 塩水対策、掘進機の防水構造、回収方法の苦心方策を明かします。
      ○ 幹線道路立体交差での長距離パイプルーフなど推進技術適用の将来展望を紹介
   します。
講習テーマ3 現行の設計条件を超え、
          低耐荷力方式技術は適用領域拡大し新たな活動市場を築く
   小口径管推進工法の低耐荷力方式は、国内の施工実績では最大シェアを占めます。しかし、この方式は硬質塩化ビニル製の推進管を使用するため、通常、適用条件が厳しく制約され、結果として適用範囲も限定されます。このような状況下で、工法選定のミスや意図的な誤りから、施工トラブルに陥る事例も多々見受けられます。本方式の採用にあたり、適用性の過大評価は絶対に避けなければなりませんが、一方、これまでの適用条件を超えうる工法も出現しています。将来的に適用範囲の拡大も見えます。次期の低耐荷力方式採用にあたり、工法選定や施工計画作成に有力な判断材料となる進化する低耐荷力方式技術の現状と将来像について解説します。
      ○ 現行指針の最大礫径と礫混入率を超えて適用可能な推進工法について解説します。
      ○ 圧入二工程方式での適用地下水圧上限値の設定根拠と施工上の課題について解説
   します。
      ○ 発進・到達立坑の適用最小径に関連し、工法選定と施工上の課題を検証します。
開催日および開催場所

会  場 開  催  日 場      所
札幌会場 2011年11月29日(火) 札幌コンベンションセンター
札幌市白石区東札幌6条1-1-1
仙台会場 2011年11月18日(金) 仙台商工会議所
仙台市青葉区本町2-16-12
東京会場 2011年10月28日(金) 家の光会館
新宿区市谷船河原町11
名古屋会 2011年11月 8日(火) 名古屋国際会議場
名古屋市熱田区熱田西町1-1
金沢会場 2011年12月 1日(木) 石川県地場産業振興センター
金沢市鞍月2-1
大阪会場 2011年11月15日(火) 新梅田研修センター
大阪市福島区福島6-22-20
広島会場 2011年11月 2日(水) 広島市文化交流会館 (旧ウェルシティ広島)
広島市中区加古町3-3
四国会場 2011年11月11日(金) ホテルサンルート瀬戸大橋
香川県綾歌郡宇多津町浜六番丁81
福岡会場 2011年11月25日(金) 福岡県中小企業振興センター
福岡市博多区吉塚本町9-15

テーマと時間
時  間 科   目 講  師
10:00〜10:30 1.下水道事業における推進工法の現状と課題 協会本部
10:30〜11:50 2.鋼製さや管・取付管推進工法の設計・施工
  不具合・事故を避けるための手法とは
協会技術委員
12:50〜14:10 3.進化する推進工法
  都市の地下構造再構築分野での活躍期待が増大
協会技術委員
14:20〜15:40 4.現行の設計条件を超え、
  低耐荷力方式技術は適用領域を拡大し新たな活動市場を築く
協会技術委員
受講料

区     分 受  講  料
@    推進工事技士有資格者          7.000円
A    官公庁 10,000円
B    当協会会員(正 ・ 特別 ・ 賛助)
   全国上下水道コンサルタント協会会員
12,000円
C    一     般 14,000円
    受講料特別割引
       区分 A、B、C の方の2人目以降の受講料は、
     同一会場への同一部署からの同時申込みに限り、半額となります。


 注) 1. 会員扱いとなるのは、当協会会員および会員である団体に加入している会社等の役職員とします。

      2. 当協会の会員であるか否かは、当協会の会員名簿でご確認ください。
       また、全国上下水道コンサルタント協会会員については、同協会のホームページの会員名簿等でご確認ください。

申込み期限および申込み窓口

会  場 申込み期限 申込み窓口 連 絡 先
札幌会場 11月22日 本   部
   〒135-0047
   
   東京都江東区富岡2-11-18西村ビル3F
   
   TEL:03-5639-9230   FAX:03-5639-9215
仙台会場 11月11日
東京会場 10月21日
名古屋会場 11月 1日
金沢会場 11月24日
大阪会場 11月 8日
広島会場 10月26日
四国会場 11月 4日
福岡会場 11月18日
申し込み方法
1. 「技術講習会のご案内」、「受講申込書・受講票」の出力
     「2011年度 技術講習会のご案内」
   「2011年度 技術講習会 受講申込書・受講票」

2. 受講料の支払い
  「技術講習会のご案内」に記載された支払い方法(郵便振替または銀行振込)にて受講料をお支払い下さい。

3. 受講申込書のFAX(または郵送
  ・「受講申込書・受講票」に必要事項を記入し、受講料の「払込金受領証」のコピーを所定の欄に貼付してください。
  ・「受講申込書・受講票」をFAX(または郵送)にて当協会へ送付してください。
  ・「推進工事技士有資格者」でお申込みの方は、「推進工事技士登録証」または「資格者証」のコピーを必ず
   FAX(または郵送)してください。

4. 受講票の受取
    協会から受付番号を記入した「受講申込書・受講票」がFAX(または郵送)で返送されますので、
   講習会当日必ずご持参ください。受講料特別割引で複数名受講される場合も、受講者お一人ずつの受講票
   を返送します。
    
「受講申込書・受講票」は、講習会開催日の2週間前に発送します。
  


協会概要 | 事業概要 | 資格試験 | 講座講習会 | 更講習会 | 技術講習会 | HOME